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学校長寿命化計画は来年3月までに個別計画の策定へ


学校施設は市の公共施設の延べ床面積の6割を占め、その94%が築年数30年を超えている状況


市全体の公共施設の老朽化対策や更新問題の中でも、建て替えなのか、延命改修を計っていくのかを学校ごとまたは学校内の各建物についてその計画を立てていくことはとても重要


この度、中間報告案(整備方針など)が厚生文教委員会に提出された。

(学校ごとの個別計画は来年3月に)


児童生徒数今後30年将来予測(下図)によれば

小学校児童はピークの令和10年(8年後)まで増え続け、

中学校生徒はこの先数年の微増のあと、なだらかに減少

30年後の2050年は今現在の児童生徒数より少し減少する予測となっている。

「2050年には東京都でも今ある半分の学校が消滅する」という大学教授の論文を見たことがあるが、小金井市は現在多摩地域で子どもの増加率トップというこの少子超高齢化社会においても本当にありがたい状況であり、本市において学校廃校の議論は考えにくい。


すでに児童生徒数が減少している自治体であれば、将来どの学校を廃校にしてどこの学校と統合していくかを考えるようなある意味大胆な作業が求められる。しかし本市は、直近の児童数増加に対する教室不足対応を迫られており、状況が異なるため繊細な作業が必要となる。


将来の方向性として3点挙げられているが、3番目に「学区域の見直しの検討が必要」と…

ほら、以前から提案してきたでしょ!!やろうよ!!


また、学童保育所の大規模化対応、放課後子ども教室、コミュニティスクールなどなど放課後の居場所として地域の拠点になる学校、学校を中心とした地域づくりはますます加速、重要度を増していく状況であり、各所管が異なるこれらのことを体系的に検討していく組織体制も必要である。


(補足)

学校体育館のエアコン設置(現在進行中)については、

2019年 第4小学校に先行設置

2020年 その他の小学校8校にこの10月に一斉設置

2021年 中学校5校に設置予定

となっている。


さらに、今年7月に行われた保護者アンケート(小6、中2)の調査結果においては、

トイレの機能向上の声が相当多かった。



学校トイレの様式化率が都内ワーストになったという記事も

パソコン1人1台は進んでいるけれども、

トイレの様式化はなかなか進んでいない。これが本市の現在位置。

(においの元を軽減するためのタイル改修を同時進行させているのであるが…)


まさしく、汚名返上をしていかなければならない。


直近で対応しなければならないことが多い本市の学校施設の将来計画には、今後も注視してまいります。


学校施設整備方針(案)

1.長寿命化改修/建替えの併用による効果的な施設整備

 (優先順位づけ、計画的な維持保全)

2.教育環境の充実と防災機能の強化

 (バリアフリー化、ICT教育の充実、コミュニティスクールへの対応など)

3.変化等への柔軟な対応による継続的な計画の見直し

 (地域の実情に応じた対応、継続的な変化の把握)

4.学校施設の有効活用

 (子育て支援機能等との複合化・多機能化)


下図は、これまでの築年別整備状況と学校施設関連経費


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