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議会の七不思議、再び

自分たちだけには甘い

と、このままではそう市民に言われかねない。大丈夫か?

議会や議員としての基本理念、義務やルール(例:議会報告会を年1回以上行う)は、『小金井市議会基本条例』という条例で定められている。

この条例は平成28年に制定されたもので、私が議会に入ったときには、まずこの条例を知っておきなさいと言われたものである。

『開かれた議会』という言葉を聞いたことがあると思いますが、このようなフレーズも本条例の条文中に出てきます。

条例を定めてから4年が経とうとしている今、その理念が実践できているかの検証を行って、運用の見直し改善そして必要あらば条例改正を行おうということで、2月14日(金)議会基本条例検証協議会での審議が始まった。

メンバーは以下のとおり。

改善が必要な項目等を事前に各会派で出し合って、それに対して全会派が賛否〇△✖やその見解をまとめていた。

のだけれども・・・

ここで議会の七不思議は起こる

全会派が×を付けなかった項目を検証していく、という進め方。

これ自体はもっともなのだけど、

×が一つでも付いたら検証はしないのかい?

小金井の市議会はいくつ会派あったっけ

11会派だよー

10会派が前向きでも、1会派だけでも反対だったら話のテーブルにも乗らないのはいかががものか。

ということで、1会派だけ反対しているその会派の反対理由の欄を見たらビックリ

なんと空欄・・・

議会改革とかこの条例検証は、全会一致が原則となっているこの議会ルールの中、理由を述べずに反対するのは信義則に照らしてどうなの。

言葉は悪いが、“なんか面倒くさ“という理由でも改善改革は不問にできるってことです。

もし行政がこんな答弁したら、我々議会は袋叩き的に責めるはずなのに、いざ自分たちのことになるとそれを誰も指摘しない。のはよろしくない。

ということで、協議会の中で指摘をさせていただきました。

私のような新人議員が角立つこと言うと、それをうまくまとめようとしていただいたベテラン議員さんにはそれこそ面倒なヤツだなと思われているかもしれません(汗)

結局、優先項目(✖なし)の審議が終わったら、その次に✖1つの項目を審議できるような流れ(雰囲気)で落ち着く。

当該会派は、おそらく認識されていると思いますので、いずれその理由を明かされると思われます。

ちなみに、わが会派の提案項目も俎上にのっています。(写真)

今回の七不思議で、根本的な問題も分かった気がします。

例えば『開かれた議会』といっても

何をもって各会派、各議員がそう思うかの認識がそもそもマチマチなんですよね。

であるならば、

『どんな議会を目指すのか』

という明確で統一した目標あるいは評価指標を議会自ら持つことが一番最初にあるべきではないか。

思いつきですが、

『市政関心度アップで市議選投票率50%を目指す』(前回39%)とかね。

そのためにどう改善していくかを繰り返し試行錯誤することが本当のPDCA(検証サイクル)なのでしょうね(^^)

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